海藻の押し花
この海藻の押し花は鳥羽市の海の博物館の見本です。前回ここを訪れたときは入場料がすでになかったか、休館日だったかで、見学しないで帰りました。たいしたことはなかろうと思っていましたが、素晴らしい博物館でした。海への想いが伝わってくる館でした。きどらないで、普通の見学者のための施設でした。日常、世界、人そういった言葉がキーワードになりそうな場所でした。体験活動を取り入れた若者とと共に生きる博物館として成長していくことを願いながら後にしました。
 海藻標本は特殊なものを除いて簡単にできます。陸上の植物標本よりむしろ簡単にできます。海藻には糊成分が含まれているからです。簡単な割にはきれいに仕上がります。はがきにするとかすれば美しいものができます。海に出かける前に覚えて出かけると海水浴プラス海藻でもっと海を楽しめるのではないかと思います。
@採集してきた海藻を水で洗う。
Aはがきやケント紙の上に藻体を置き静水中に入れて形を整える。
B十分水切りをした後、藻体の上にガーゼなどの布を被せる。
C全体を濾紙で挟み板などで押しておく

 濾紙は1日に一度は変える。扇風機などで乾燥させると早くできます。
さて、海藻標本はこれだけではこれだけのものです。環境と海藻とかその種類とか・・・など目標を持って作れば、きっとすごい標本になると思います。海の草原とか海の森とかといった考え方が今広まっています。海の指標植物として観察していくことは大切だと思います。陸上では植物の遷移の過程が明らかになっています。海には樹木はありませんが、同じような遷移といった現象が見られても不思議ではありません。
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