新しい私たちの学校
    
面白い実験でたしかめる生物の不思議
           かじやんの実験 

ドウダンツツジ
ヘクソカズラ
ハギ
柔らかく壊れやすい葉の葉脈標本の作り方
 アサガオの葉のように繊維の少ない葉や稲のように縦に繊維が走っているだけの葉ではさらに工夫が必要です。ここでは操作中に葉脈が動かない工夫をすればかなり多くの植物の標本が作れることを示します。
1 約10%のNaOH水溶液を大きめのシャーレに入れてホットプレートであたためる。
2 薄いアクリル板などに植物の葉をのせる。その上にステンレス製の金網を置いて葉を固定する。
3 2の葉をNaOH水溶液につけて1〜2時間ほど煮込む。
4 葉が柔らかくなったら、アクリル板と金網ごと葉が壊れないように取り出し水洗いをする。
5 右のように水を浸したバットに入れて、葉が動かないように金網をしっかり固定して、刷毛などで静かに葉を叩く。
6。分解された葉肉部分がきれいに取れたらアクリル板ごと葉脈を静かに水を切るように取り出す。
7 アクリル板のまま葉脈を乾燥させる。
ツツジ
キョウチクトウ
ヘクソカズラについては水性ニスでアクリル板に貼り付け少し乾燥させて葉脈を補強して行った。(補強できているかどうかはよく分かりません。)