新しい私たちの学校
     
面白い実験でたしかめる生物の不思議             かじやんの実験 

右図のように濾紙の中央に竹串を貼り付けたものを用意して下さい。竹串を軸にして自由に回転が出来るようにします。濾紙の真ん前から風を吹き付けます。濾紙はどんなふうになるのでしょうか。@グルグル回転する。A風をさけて風の流れに平行の向きになる。B風に直角に向くC・・・さてどうなるのでしょうか。
では右の2ではどうなるのでしょうか。 色々な形の濾紙を作ってやってみて下さい。グルグル回転させるにはどうしたら良いのでしょうか。
ところで生物の実験でなんでこんなことをやってるんだろうと思う人がいますね。これは明らかに物理の分野です。でも、空を飛ぶ鳥とか昆虫はこういう風を受けながら飛行しています。もし今強い風を受けたとします。両羽を立てれば自然に体は風の方向へ向きます。自分が風見鶏の形をとれば風の方向など調べなくても自然に風の方向へ進路を向けることが出来ます。実際に空を飛ぶ生き物がこういう飛行をしているのかどうかは私は知りません。けれども外見上は風の方向を調べる器官は持っていません。視覚だけで飛行するのは大変難しいのではないでしょうか。そうするとこうゆう自然の原理をうまく利用していると考えた方が良いのではないでしょうか。