新しい私たちの学校
    
面白い実験でたしかめる生物の不思議
           かじやんの実験 

メダカは背を光の方向に向ける。本当にそうでしょうか。トンボやヤゴはたしかに光に背を向けます。細い試験管に入れたメダカを倒立させて光を当てると確かに光に背を向けます。けれども倒立状態から明るいほうへ体を向けると自然に背は光のほうに向きます。メダカはひょっとすると明るいほうへ運動しようとしているだけかもしれません。さて、どうしたらたしかめられるのでしょうか。宇宙で実験するしかないのでしょうか。
壊れた扇風機にメダカ(グッピー)を入れた試験管を貼り付けて試験管の傾きを色々変えることができるようにしました。そのまま回転すると概ね前実験と同じ結果となりました。
試験管の一部に2cmほどの幅の黒い帯を巻きつけてみてください。
ファイルのサイズを小さくするため大変見にくい動画になっています。グッピーの動きを良く見てください。極端に暗い場所を嫌います。
どの実験においてもグッピーは光に向かって泳ごうとしているのかもしれません。たまたま倒立していると背を光に向けることになるようにも思えます。
あなたも実験してみてください。最後はきっと宇宙で実験しないとメダカの光に対する行動ははっきりしないかもしれません。でも倒立させたメダカが光に背を向ける行動は背に光を向けているのではなくて倒立した姿勢で明るいほうへ向こうとすることによって起こるような気がします。だから他の姿勢では顕著な背光性が見えないように思います。やってみてください。
次へ