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葉脈標本作りにチャレンジ
 葉脈作りは昔からやられています。しおりにしたりしています。染色すればきれいなものにすることができます。家庭では食紅に少し酢を入れてやればきれいにできるようです。けれども、葉脈標本を作っても限られた植物の葉でないとできません。さらに多くの種でできるようにすれば科学として価値があがると思います。若い葉に小さな丸い穴を開けると葉脈の成長に影響が現れてきます。葉の成長量が大きい葉が適しています。こういう葉の葉脈標本を作れば葉の成長の仕組みが分かりやすくなると思います。単子葉類の植物ではこの標本は作れません。葉脈の広がりが違うからです。こういう葉も含めてさらに多くの植物でも可能にするとこの方法の意味が高くなると思います。少しチャレンジしてみます。なお和紙作りは植物の繊維ではなく金属の繊維を用いることによって現代の科学技術に貢献しています。自動車の部品の製作に使われています。消えていくかもしれない伝統技術が生き残る方法かもしれません。
この方法の問題点は繊維の少ない植物や葉脈のつながりが悪い植物では分解した葉肉部分を機械的振動を与えて取り除く時、必要な葉脈部分も壊れてしまいます。この問題をクリヤするともっと多くの植物でもきれいにできるようになります。
 昔、弱いアルカリ性溶液を使ったらうまくいくかもしれないなどと思っていました。けれどもアルカリの程度を低くすることはあまり良い結果にはなりませんでした。葉肉部分の分解がうまく進みません。植物の繊維の発達とは関係なく、葉肉部分の分解にアルカリ性である必要があるからですです。そうすると最終的には葉脈部分を何かで保護してやる必要があると思いますが、保護する方法は全く思いつきません。それでも、チャレンジしてみましょう。すこし工夫を加えてみました。
シダ
ヤマイモの葉
今まで標本にはできなかったものも簡単に標本にすることができました.方法は次へ。.
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